【1歳後ろ乗せ】ヤマハ PAS Babby un SPレビュー。買ってわかったメリットデメリット

長男が1歳からこども園に通うことになり、送迎用に買ったヤマハの電動自転車「PAS Babby un SP(パス バビー アン スーパー)」。

購入から1年が経ったので、使用感をレビューしていきたいと思います。

目次

買ってよかった7つのメリット

①ベルトの調整&つけ外しがラク

立体的に肩ベルトが持ち上がっているので腕を通しやすく、ベルトのバックルはマグネットで止められるので、子供を乗せるのがとてもラクです。
また、外すときは赤いボタンをグッと下げる必要があるので、乗っている子供が勝手に外すのは難しい構造になっています。

あと自動巻き取り式シートベルトもとても便利で、椅子の背面にあるレバーを押すだけで簡単にシートベルトを締められます。

②「スマートクロックスイッチ」の時刻表示が便利

ヤマハのPAS Babby un SPの液晶画面には、時刻が大きく表示されています。
これが地味に便利で、パナソニックとブリヂストンの電動自転車には無い機能です。

出社前に子供を送迎するときに、ついつい気になる現在時刻。
チラチラと確認しながら送迎できるので、普段腕時計をしない私にとってはとても便利な機能でした。

※ちなみに液晶が傷つくと嫌なので、購入時に保護カバーをつけています。

③坂道のアシストが便利

坂道のアシストにも力を入れているPAS Babby un SP。

私の場合、送迎時に結構な坂道があるのですが、手動でギアチェンジすることも立ったりすることもなく、スイスイ進めるので助かっています。

ヤマハ公式でも、PASシリーズの電動自転車で全国の激坂チャレンジをしていたりします。

激坂チャレンジ – 電動自転車|ヤマハ発動機

④足をクルッと守るカバー

試乗時、1歳になったばかりだった息子は、足をぶらぶら揺らしたり開脚するのが好きでした。

誰かとすれ違ったり、細い道を通るときに足を広げられると困るなーと思っていたのですが、PAS Babby un SPのフットレストはマカロニのように斜めにクルッと巻きつくような形になっていて、足をバタバタさせにくそうでした。
一方、子供を乗せるときに邪魔になったこともありません。

足の前方や左右にも壁があるので安心感があります。

⑤スタンドを立てるとハンドルが自動ロックされる

ヤマハとパナソニック(ギュットシリーズ)の電動自転車にある機能なのですが、後輪のスタンドを立てて自転車を停めると、自動でハンドルがロックされます。

そのため、重たい荷物によって前カゴと前輪が傾き、自転車が倒れてしまう…なんてことがありません。

園の荷物の乗せ下ろしのときに気を使う必要がないので、便利で安心な機能です。
将来下の子を前乗せすることになったときも安心だなと思っています。

⑥パナソニック(ギュットシリーズ)よりコンパクト

これは一長一短なのですが、ヤマハのPAS Babby un SPは、パナソニックのギュット・クルームより約10cm程全長が短いです。

そのため、職場や集合住宅の駐輪場など、狭いスペースに停める方にとっては利点になります。

PAS Babby un SPギュット・クルームR・EX
全長1,785mm1,880mm
全幅580mm580mm
ヤマハ、パナソニックの代表自転車の車両全長・全幅比較

⑦頭の横にまでヘッドレストがある

PAS Babby un SPのリヤチャイルドシートは、頭部を270度の方向からガードするヘッドレストがついています。

ヘルメットだけだと、万が一横に転倒したときに頬などが傷ついてしまいそうですが、側面にもヘッドレストがついていることで安心感があります。

幸い、転倒など事故を起こしたことはないので、実際の効果はわかりませんが、お守り代わりに感じています。

ちょっと不満な2つのデメリット

①車両が重い

代表的な3つのメーカーの子供乗せ電動自転車は、どれも車両重量が30kgを超えます。

正直3社の車両重量は僅差なので、PAS Babby un SPだけの欠点ではありませんが、やっぱり重い。

電源をつけてペダルをこいでいるときはいいのですが、以前地下駐輪場からベルトコンベアに乗せた自転車を引いて上ったとき、車体が重くてベルトコンベア最後にあった段差を乗り越えるのに苦労しました。

PAS Babby un SPギュット・クルームR・EXビッケ モブ dd
車両重量32.7kg31.7kg33.5kg
ヤマハ、パナソニック、ブリヂストンの車両重量比較

②コンパクトな分、チャイルドシートとの間に余裕がない

PAS Babby un SPギュット・クルームR・EXビッケ モブ dd
全長1,785mm1,880mm1,810mm
ヤマハ、パナソニック、ブリヂストンの車両全長比較

PAS Babby un SPの長所の1つにコンパクトな点を挙げましたが、デメリットも。

リアチャイルドシートに公式レインカバーをつけてルーフ(屋根)を完全に下ろすと、たまにお尻が当たるんです。
※レインカバーのルーフがドーム状になっているからかもしれません。

雨の日にあまり乗ることがなく、ルーフを下ろすことがないのでそこまで不便に感じてはいませんが、もうちょっと余裕があればと思いました。

また、私はまだ前乗せ用のフロントチャイルドシートをつけてはいないのですが、PAS Babby un SPにフロントチャイルドシートを装着したら、「ペダルを漕ぐときに足が当たる…」となる男性もいるそうです。

使用者が男性や長身の女性で、前乗せもする場合は試乗などで要確認するのをオススメします。

購入前に試乗がオススメ

私はPAS Babby un SPを「サイクルベースあさひ 楽天市場店」でネット注文しましたが、事前に店舗(※)に行って実物を試乗しました。

※サイクルベースあさひは全国に店舗が500店以上あります。

まだどの自転車を購入するか決めていなかったので、パナソニックとブリヂストンの電動自転車にも試乗しました。
(3社とも有名なので、どこの自転車屋さんでも置いていると思います)

また、サイクルベースあさひでの試乗は、その時1歳になったばかりの息子も一緒にさせてもらいました。

購入にあたり考えていた、最低限の条件はこちら

やすママ

・1歳から後ろ乗せできる自転車(長く使えるように※)
・下の子が生まれても良いように、もう1つ後付けでチャイルドシートがつけられること

※一般的に、前乗せは1歳~4歳未満、後ろ乗せは1歳(2歳推奨も有)~6歳未満です。

店員さん

・性能は3社とも大きく変わらない
・お子さんは身体が大きめなのでどこのでも後ろ乗せできる (当時1歳の息子の身長は78cm)
・ヤマハとパナソニックはスタンドを立てるとハンドルがロックされるので安心感はある
・ペダルのこぎ始めの時にグッとスピードが上がるのが良いか、滑らかにスタートするのが良いか、実際に乗ってみて好みを見つけてほしい

可能であれば、ぜひ乗せる予定のお子さんと一緒に試乗してみてください。

1歳1ヶ月に電動自転車デビュー

息子は1歳0ヶ月で試乗、1歳1ヶ月には早速PAS Babby un SPの後ろに乗って公園に行き、1歳2ヶ月から保育園送迎がスタートしました。

元々乗り物が好きな子なので、2歳になった今も楽しそうに自転車に乗ってくれています。

ちなみに私の姉はパナソニック、義妹さんはブリヂストンの電動自転車を送迎用に購入しています。見事にバラバラ。
人それぞれ、便利に思う機能や好みが違うので、じっくり比べてみてください。

また私の場合、同じサイクルベースあさひでも、店頭で買うよりポイントのつく楽天店で買った方が実質1万円程安かったです。

去年に出た型落ち品などはもっと安く手に入るので、店頭などで最新の自転車と以前のモデルの違いも聞けるといいですね。
試乗後は店頭価格とネット価格を比べて選んでみてください。

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